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Elementorのユーザー設定の使い方 – エディタをカスタマイズ

Elementorのユーザー設定、皆さんご存知ですか?
なぜか知らない方のほうが多いのですが、Elementorの編集画面を自分好みに少し設定変更できます。
ユーザー設定でできるカスタマイズは少しなのですが、これを知っているか知っていないかでは作業時間長さにも影響が出てしまうんです。

この記事では、ユーザー設定の使い方について詳しく解説します。

ユーザー設定を開く

新しいバージョンでの開き方

ユーザー設定を開く手順-新しいバージョン

新しいバージョンのElementorでは、上部のバー内の左上のメニューをクリックします。
その下に表示されたメニューの中から『ユーザー設定』をクリックします。

現バージョンでの開き方

ユーザー設定を開く手順-現バージョン

現バージョンのElementorでは、画面左上のメニューをクリックします。
その下に表示されたメニューの中から『ユーザー設定』をクリックします。

ユーザー設定パネルをチェック

ユーザー設定パネルが開く

ユーザー設定パネルが開きました。
ここからは新しいバージョンのElementor画面で解説します。

UIテーマ

UIテーマは初期では『自動検出』になっている

UIテーマではElementorの操作パネルのカラーを選ぶことができます。
UIテーマは初期では『自動検出』になっています。
パソコンの設定がダークモードだと、初期ではダークになっています。

UIテーマ ライト&ダーク

ライトモードにするとパネル背景が明るく、ダークモードにすると暗く表示されます。

パネル幅

ユーザー設定パネル幅デフォルトは300pxになっています

『パネル幅』はElementorの操作パネルの幅を設定することができます。
パネル幅はデフォルトで300pxに設定されています。
使いやすい幅に設定することができます。

パネル幅200pxの表示例

パネル幅のスライダーを一番左に設定すると200pxに設定できます。

パネル幅680pxの表示例

パネル幅のスライダーを一番右にスライドすると680pxに設定できます。

パネル幅は数値での直接入力も可能です

この部分に直接数値を入力することも可能です。
『0』を入れてしまうとパネルが表示されなくなってしまうのでご注意ください。
(パネルが表示されなくなってしまった場合はウィンドウの左側にマウスポインタを合わせ、右側にドラッグで再表示できます。)

ハンドルの編集

『ハンドルの編集』は、ウィジェットの右側に表示される鉛筆マーク部分の編集ハンドルの表示設定をすることができます。

初期設定の場合

ユーザー設定ハンドルの編集画面
ハンドルの編集は初期設定では「いいえ」になっています

『ハンドルの編集』は初期設定では『いいえ』になっています。

鉛筆マークにマウスポインタを合わせても、「〇〇を編集」という表示しか出てこない

『ハンドルの編集』が『いいえ』になっていると、ウイジェットの右側の鉛筆マークにマウスポインタを合わせても、『〇〇(ウィジェット名)を編集』という表示しか出てきません。

ユーザー設定ハンドルの編集OFF時は右クリックしてメニューを表示する

ここからウィジェットを複製したり削除したりする時は、鉛筆マークを右クリックして編集します。

『ハンドルの編集』を『はい』にした場合

ユーザー設定ハンドルの編集ON時の操作説明

『ハンドルの編集』を『はい』にすると

ウイジェットの右側の鉛筆マークにマウスポインタを合わせると「削除」「複製」の項目も表示される
コンテナのハンドルも「複製」「削除」の項目が表示される

ウィジェットやコンテナのハンドルにマウスポインタを合わせると『編集』だけではなく『複製』『削除』の項目が表示されるようになります。
頻繁に削除や複製をされる方は、『ハンドルの編集』を『はい』にしておくと便利です。

エディターでLightboxを有効化

ユーザー設定>Lightbox有効化の画面

『エディターでLightboxを有効化』を『はい』にしておくと、画像ウィジェットのリンクの設定で『Lightbox』を選択できるようになり、画像をクリックするとポップアップで画像を表示することができるようになります。

Lightboxが有効になっている場合のメディアファイルリンク時の画面

画像ウィジェットの編集画面で、リンクを『メディアファイル』に設定すると、Lightboxの項目が『デフォルト』で有効になっています。

Lightboxがデフォルトでの操作説明

Lightboxの設定が有効になっていると、画像をクリックすると

Lightbox有効時はクリックするとポップアップが表示される

ポップアップで画像が表示されます。

『エディターでLightboxを有効化』を『いいえ』にしておく

『エディターでLightboxを有効化』を『いいえ』にしておくと、画像ウィジェットでLightbox機能がOFFになります。

LightboxOFF時のリンク設定

画像ウィジェットのリンクを『メディアファイル』にして、Lightboxを『はい』に設定しても、

Lightbox有効化OFFで画像をクリックしても何も動作しない

画像をクリックしても何も起こりません。
敢えて画像をクリックしてポップアップを表示させたくない時は、『Lightboxを有効化』を『いいえ』にしておくとよいですね。

Responsive Preview

Hidden Elements

ユーザー設定>Responsive Preview>Hidden Elementsの画面

『Hidden Elements』では、レスポンシブ設定でコンテナやウィジェットを非表示設定にした際に、非表示部分をグレーアウトにするか、完全に非表示にするかの設定することができます。
デフォルトでは『Hidden Elements』が『表示』になっています。

スマホの時のみ非表示にしたいコンテナのイメージ図

例えば、スマホの時だけ表示させたくないコンテナがあるとします。
コンテナを編集から『高度な設定』をクリック、『レスポンシブ』の項目で『モバイル縦向きで隠す』を『非表示』にします。

コンテナ非表示時の表示状態確認画面(Hidden Elements表示の場合)

プレビュー画面でスマホ縦向き表示にして確認すると、非表示にしたコンテナが薄くグレーアウトした状態で表示されています。

ユーザー設定>Responsive Preview>Hidden Elementsの画面

『Hidden Elements』を『非表示』にしておくと

Hidden Elements非表示にするとスマホでコンテナは表示されない
(Hidden Elements非表示の場合)

非表示にしたコンテナが全く表示されなくなります。

実際のサイトでの見え方と同じように表示させて作業したい時は、『Responsive Preview』の『Hidden Elements』を『非表示』にしておくと作業しやすくなります。

Default Device View

『Default Device View』では、『レスポンシブモード』を表示させた時にデフォルトで『デスクトップモード』『Tablet Portrait』『モバイル縦向き』のどのモードを表示させるかを設定することができます。
この機能は上にバーがある新バージョンの設定画面では機能しませんが現在のバージョンで機能しますので、現バージョンの画像で解説します。

ユーザー設定>Responsive Preview>Default Dvice ViewDefault Device Viewの画面

デフォルトでは『デスクトップ』に設定されています。

Default Dvice Viewはデフォルトでデスクトップモードが表示される

画面左下の『レスポンシブモード』をクリックすると、画面上部にモード切替ボタンが表示され、画面にはデスクトップモードがデフォルトで表示されています。

Default Dvice Viewをモバイルに設定

『Default Device View』を『モバイル』に設定して『更新』ボタンをクリックすると

レスポンシブモードを立ち上げなおすとモバイルモードが表示される

次に『レスポンシブモード』を開きなおしたときには、デフォルトで『モバイルモード』が表示されるようになります。
スマホの画面を重点的に作業する際など、この設定をしておくと大変便利です。

Exit to

ユーザー設定>Exit toの説明画像

『Exit to』では、Elementorの編集画面を閉じた際にどこの画面に遷移するのかを設定することができます。
この『Exit to』も設定することで作業効率が変わってきます。

Exit to「この投稿」でElementor編集画面を閉じる

『Exit to』を『この投稿』にしておいて、メニューから『Exit to WordPress(作業終了)』をクリックすると

Elementorの編集画面を閉じると投稿の編集画面に戻る

投稿の編集画面に遷移します。

Exit toを投稿一覧に変更する

『Exit to』を『投稿一覧』にしておくと、

Elementorの編集画面を閉じると投稿一覧画面に遷移する

投稿一覧画面に遷移します。

Exit toをDashboardに変更する

『Exit to』を『WP Dashboard』にしておくと、

Elementor編集画面を閉じるとダッシュボードに遷移する

ダッシュボードへ遷移します。
編集後、どこに遷移するかを設定することができるのでとても便利ですね!

Style Guide Preview

Style Guide Previewデフォルトではオンになっている

最後に『Style Guide Preview』の解説です。
『サイト設定』→『グローバルカラー』の画面で、『Style Guide Preview』を表示する・しないの設定ができます。
ここはデフォルトで『オン』になっています。

サイト設定のグローバルカラー画面への移動方法

上部の黒いバーの『サイト設定』をクリック、『グローバルカラー』をクリックすると

Style guide previewをONにしておくと、サイト設定>グローバルカラーの画面Style Guide Preview画面が表示される。

グローバルカラーの『Style Guide Preview』が『オン』になっており、画面右側全体に『Style Guide Preview』が表示されています。

Style Guide Previewをオフにする操作説明

ユーザー設定の『Style Guide Preview』を『オフ』にして『公開』ボタンをタップすると

Style guide previewをOFFにしておくと、サイト設定>グローバルカラーの画面にはStyle Guide Preview画面は表示されていない

『サイト設定』の『グローバルカラー』を見ると『Style Guide Preview』は最初から『オフ』になっており、画面右側にはStyle Guide Preview画面は表示されていません。


どうでしたか?
ユーザー設定での変更は小さな変化なのですが、自分好みに設定変更するだけで普段しているクリックの回数が激減しませんか?

是非ユーザー設定を見直して、作業効率アップに繋げてください。

Elementorのことをもっと学びたい人は、どうぞElementorの使い方完全ガイドを見てください。
様々なElementorに関する情報がまとめられています。

Naomi Suzuki

このサイトを運営してるナオミです。エンジニア歴13年、海外在住歴20年。
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海外でエンジニア歴10年以上
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