無料のElementorだけで作ったヨガのコミュニティのLPのテンプレート

Elementorの新しい
無料テンプレートサイトが追加されました!

Elementor Cloudとは?メリットとデメリット 

ついにElementor社がWebサイトをホスティングするクラウドサービスを開始しました!

その名もElementor Cloud Website(エレメンタークラウドウェブサイト)です。

これが一体どんなものかというと、Elementor社がWordPressを最適化した状態でWebサイトを作れるサーバーとElementor Proを提供してくれます。

なのでWeb制作にElementorをつかう大前提のクラウドサービスになります。

しかし、まだ始まったばかりのサービスでいったい何ができるのかよくわからないですよね。

この記事でElementor Cloud Websiteのメリットとデメリットを一挙公開します!

【メリット】

  • WordPressサイトがすでに最適化されている
  • UIがとてもシンプル
  • Elementorとサーバーを分けて買う必要がない
  • 24時間対応可能なヘルプサポートチャット
  • サーバーの高速化対策ができている

【デメリット】

  • ひとつのホスティングに1サイトしか作成できない
  • 日本語をサポートしていない
  • 独自ドメインを買うことができない
  • メールサーバーがついてこない(今年中に解決予定)

TOFUラボ主宰のNaomi SuzukiがElementor Cloudをつかってみた感想と考察を動画でもご覧いただけます。

YouTubeライブで語った「Elementor Cloud」のオプションや料金についての説明とElementor社の日本語に対応しているWebページの話をした動画はこちらです!

Elementor Cloud Websiteの値段とサポートする機能

Elementor Cloudのトップページ

こちらはElementor Cloud Websiteの公式ページです。

まず気になるお値段は1年間のライセンスで99ドル、固定料金のみで他に手数料はかからないようです。

Elementor Cloudに搭載されている機能は以下のとおりです。

  • Google Cloud Platform
  • 全てのElementor Pro機能
  • WordPressインストール済
  • プレミアムサポート(24時間対応のサポートチャット)
  • 無料SSL証明書
  • Cloudflare CDN
  • カスタムドメイン接続

さらに以下がここに書かれていない全ての機能のリストです。

無料版のElementor、有料版のElementor Pro、このElementor Cloudの機能を比較した詳細なサポート内容です。

ElementorとElementor Pro、Elementor Cloudの機能比較①
ElementorとElementor Pro、Elementor Cloudの機能比較②

ここですべてのサポート機能記載は割愛しますが、機能の比較は画像をクリックするかElementor Cloud Wrbsiteの公式ページにアクセスして直接ご覧ください!

実際のElementor CloudのUI画面

Elementor Cloudnの管理画面トップ

こちらは実際のElementor Cloudにログインした後の管理画面です。

まずどのサイトをこのサーバーで自分が保有しているのかを一覧で見ることができます。

以下は上記の『Hosted by Elementr』のサイトの管理画面を開いたときの表示です。

Elementor Cloudの中のサイトの管理画面と機能①
Elementor Cloudの中のサイトの管理画面と機能②

管理画面でできることを上から順に記載しています。

  • 『Edit with Elementor』をクリックすると『tofulab』のホームページ画面が一気にElementorで編集できる画面が表示さえれます。
  • Manage Domainsでカスタムドメイン(独自ドメイン)をElementor Cloudに紐付けすることができます。
  • Site Lockはサイト閲覧者を閲覧可能にするためのPINコードを設定して制限することのできる機能です。
  • Buckupでは24時間ごとにサイトをバックアップします。
  • Debugging&TroubleshootingではWordPressログイン試行回数のリセットと、サイト上のすべてのPHPエラー、通知、警告を表示することができます。

ざっとこんな感じで、非常にシンプルなUIなのが特徴です。

Elementor Cloudのメリット

Webサイトを作るにも、いろいろなサーバーホスティング会社のいろいろなプランがあり、それぞれに良い点と悪い点があります。

今回はアメリカで13年以上のWebエンジニアの経歴を持つNaomiが、実際に2週間Elementor Cloud Websiteをつかってみて感じた良かった点を紹介します。

1.Elememtorをつかう上でWordPressサイトがすでに最適化されている

メリット①Elementorでのサイト制作が最適化されている

Elementor Cloud Websiteはエレメンタリスト(Elementorをつかう人)がサイトでElementorをつかうために最適なWordPressサーバーを提供しています。

Elementor Cloudを購入しサイトを開いた時点ですでにElementorとElementor Proがインストールされていて、Elementor Cloudの管理画面にある「Edit with Elementor」をクリックするとサイトのトップページが一気に開きサイトを編集することもできます。

2.UIがとてもシンプルでつかいやすい

メリット②UIがシンプル

Elementor Cloudの管理画面のUIがとにかくシンプルでつかいやすいです。

シンプルということは設定が多くなく、その分できることが少なくなるので不利点に感じるかもしれません。

しかし「FTPで繋げて○×△□〜」や「サーバーキャッシュがどうのこうの〜」というむずかしくややこしい設定がないので、Webサイトを作る技術的な知識のない初心者の方にはかえっておすすめしたい部分です。

3.ひとつの場所ですべて管理ができる

メリット③一つの場所ですべてが管理できる

一箇所ですべてが管理できるということは、Elementorとサーバーを分けて買う必要がないということです!

今まではElementorにクラウドサービスがなかったのでそれが当たり前でしたが、もしまだElementor Proを持っておらず、これからElementorをつかってWebサイトを作るぞ!という方にはいいプランかもしれませんね。

1サイト分のElementor Proのライセンスが49ドル/年なのでElementor Cloud(99ドル/年)でサイトが持ててElementor Proもつかえるのは金額的にはそんなに悪くないようです。

4.ヘルプサポートチャットが24時間対応可能

メリット④24時間ヘルプサポートチャットサービスがある

24時間対応可能なサポートチャットサービスがあります。

WordPressの画面の右下に『浮き輪』のマークが表示され、そちらをクリックするとElementorのヘルプセンターと繋がります。

サイトの編集画面とヘルプサポートがつながっているので、Elementorからの素早いサポートを得ることができるのは魅力的です。

5.サイトの高速化対策ができている

メリット⑤サーバーの高速化対策がバッチリ

Elementor CloudはGoogle Cloud PlatformとCloudFlare(クラウドフレア)をつかっているのでサーバー側の高速化がバッチリです!

Elementorの特徴として『サイトが重くなりがち』というデメリットがありますが、そこを今回のクラウドサービスがうまくカバーをしている感じです。

しかし、Elementor CloudをつかわなくてもElementorでサイトを重くする要因をできる限り取り除きサイト高速化をさせるテクニックもあります。

Elementorのサイトを高速化させる方法につきましては»Elementorが重い?原因と高速化する方法【無料】の記事を参考にしてください!

Elementor Cloudのデメリット

Elementor Cloudのいい部分だけ見て買ってしまうと、大きな落とし穴に落ちます。

以下の点は、Elementor Cloudのいまいちな部分です。

もし、買うかどうか迷っているなら以下も含めて検討してください。

1.ひとつのホスティングに1サイトしか作成できない

デメリット①ひとつのホスティングで1サイトのみ

年額99ドルで、ひとつのElementor Cloudのアカウントにひとつのサイトしかホスティングできません。

これが高いか、安いかという問題よりは複数のサイトを持ちたい人にとっては不親切なプランだなと思います。

2.日本語をサポートしていない

デメリット②日本語をサポートしていない

残念ながらElementorが日本語をサポートしているのはElementorの公式ページのみで、Elementor Cloudの管理画面もヘルプセンターの応対もすべて英語のみです。

また、WordPressの初期設定が英語になっているため、Webサイト制作初心者にとってやさしくありませんし、英語が得意でない方や初心者にとってはストレスになると思いますのでおすすめしがたい部分です。

3.ドメインを買えない

デメリット③独自ドメインをサーバー内で買えない

残念ながらサーバー内で独自ドメインを買うことができません。

独自ドメインを他の場所で買い、サイトに紐付けをすれば解決はしますがElementor CloudのUIがすべて英語なのでそれをするのもめんどうだなと感じます。

ちなみにElementor Cloudの共有ドメインを無料で持つことはできます。

その場合のドメイン名は『○○○.elementor.cloud』となります。

4.メールサーバーがついてこない

デメリット④メールサーバーがついていない

Elementor Cloudの最大の欠点と言っても過言ではないのが、メールサーバーがついてこないということです。

これは日本のサーバーホスティングではメールサーバーは大体ついてくるので、日本のものをつかいなれている人にとっては大きなガッカリポイントではないでしょうか。

したがってElementor Cloudをつかう場合はメールだけは他社を使わざるをえません。

他者と競争をしたいのなら『Elementor社そこもっとがんばれよ!!』と言いたいです。

しかし、Elementor社からの情報では今年中にはメールサーバーが追加されるだろうという回答を得ています。

メールサーバーさえなんとかなれば、Elementor Cloudをつかう価値は出てくるでしょう。

まとめ

Elementor Cloud Websiteをつかうメリットもあるが、Elementor社には日本人カスタマーのためにもっと日本語でのサポートや、メールサーバーを追加するなどの改善をしてもらいたいので「正直言って今のところまだ微妙」といったところです。

Elementor Cloudを使用するメリットとデメリットを以下でまとめてみました。

【メリット】

  • Elememtorをつかう上でWordPressサイトがすでに最適化されている
  • Web制作初心者にとってUIがとてもシンプルでつかいやすい
  • Elementorとサーバーを分けて買う必要がない
  • 24時間対応可能なヘルプサポートチャットがサイトの編集画面とつながっている
  • Google Cloud PlatformとCloudFlareが入っているのでサーバーの高速化対策ができている

【デメリット】

  • 年額99ドルなのにひとつのホスティングに1サイトしか作成できない
  • 管理画面もヘルプセンターの応対もすべて英語のみで日本語をサポートしていない
  • サーバー内でドメインを買うことができない
  • メールサーバーがついてこない(今年中に解決予定)

Webサイトを制作する前に必ずするホスティング会社選びは、自分がどのようなシチュエーションでWeb制作をするのかによりプランや金額を見比べて、上手に選んでいきましょう!

なにか『もっとこうした方がいい!』などの意見があればこの記事のコメント欄やElementor Cloudを紹介したYouTube動画のコメントにぜひ書き込んでくださいね。

採用されればElementorにあなたの意見がElementorに反映されるかもしれませんよ!

Naomi Suzuki

このサイトを運営してるナオミです。エンジニア歴13年、海外在住歴20年。
WordPressの情報やハッキングを防ぐ脆弱性の情報と自分の海外での生活の一部を無料のメルマガで配信しています。

目次

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Elementorの無料テンプレートサイト
新規追加されました。

WordPressの最新情報が
毎週届く無料メールマガジン

DiviやElementorの情報だけでなく、脆弱性が見つかったプラグインやテーマのリストも毎週届きます。セキュリティの強化につながります。 

管理人のナオミが書くメルマガ
海外でエンジニア歴10年以上
DiviとElementorに精通